英国、中国からのトラック・バス用タイヤに対する反ダンピング関税を見直しへ

Sep 18, 2023

【ロンドン】英国貿易救済局（TRA）は、中国から輸入されるトラックおよびバス用タイヤに対する反ダンピングおよび相殺措置に関する2件の移行審査を開始した。

同庁は5月3日、今回の見直しで調査対象となる製品は「新品またはリトレッドを含む、荷重指数が121を超える空気入りゴムタイヤ」と発表した。

問題の義務は当初2018年に欧州連合によって課され、その後2022年5月に欧州一般裁判所によって取り消された。

中国とEUの間の法廷闘争のさなか、英国は欧州裁判所の決定は英国には適用されないとして、中国製品に対する関税を継続すると改めて表明した。

最近開始された見直しでは、この措置が適用されなくなった場合に、輸入タイヤのダンピングや補助金付きタイヤの輸入が継続または再発する可能性があるかどうかが判断されることになる。

さらに調査では、関税が解除された場合でも英国の産業への損害が継続するか再発する可能性があるか調査する予定だ。

調査期間は2022年1月1日から12月31日まで。

傷害を評価するため、TRAは2019年7月1日から2021年12月31日までの期間も調査する予定だ。

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